こんにちは!
サンライフ 整体&トレーニング代表の藤野真人です。
人間どこかしらに痛みを感じている場合、ほぼみなさん代償運動が入っています。
代償運動と言うのは例えば、肩が痛くて上げにくいので、上げる時に身体を傾けながら上げたり、肩をすくめたりすることです。
こういった代償運動が入ることで、肩の痛みだけではなく、体幹部の痛みに、ましてや下肢の痛みに繋がることもあります。
これが代償の恐ろしいところです。
代償を考えよう
よくあるパターンで言えば腰痛です。
その中でも回旋動作を例に見てみましょう。
基本的に身体を回旋させる時、主に働くのは、『胸郭』『股関節』の2つです。
腰は動いていません。(腰椎は回旋5度しか動きませんので)
ですが、何かしらの原因で胸郭の動きが悪くなったとしましょう。すると股関節(と腰)に負担が掛かり始めます。
そうなると股関節は一人で全ての回旋動作を補うわけですから、股関節(お尻など)に痛みを生じてしまうわけで、最悪痺れに繋がります。
当然ながら逆も考えられますよね。
股関節の動きが悪くなれば、胸郭(と腰)に負担が掛かり始めます。
そうなると胸郭は一人で全ての回旋動作を補うわけですから、腰背移行部(背中など)に痛みを生じてしまうわけです。
そしてさらに最悪なのはここからで、『胸郭』『股関節』のどちらも動きが悪くなれば、次の代償を呼んでしまいます。
例えば、首に過剰な代償運動が入り、首と肩の凝りがしんどくなったり。
膝に過剰な代償が入り、膝の痛みに繋がり、歩くのがしんどくなったり。
これが代償の代償です。
この場合、首・肩が痛くても、膝が痛くても、患部ばかりみても意味がありません。
だってそこは代償の代償の結果だから。
根本に辿り着き、そこを見つけ治療していくと、代償連鎖は収まるので、まずは大小の根元を探さないといけないんです。
とまぁこんな感じで、代償は代償を呼び、痛みを呼んでいます。
まとめ
基本的に痛みは代償動作の結果です。
なので代償動作の根元を見つける作業を最優先で行うことで、治療もスムーズに進みますよ。
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