
こんにちは!
サンライフ 整体&トレーニング代表の藤野真人です。
◆プロフィール◆
「立っているより、座っている方が腰が痛いんです。」
整体に来られる方から、このようなご相談をよくいただきます。
「座っているだけなのに、なぜ腰が痛くなるの?」
実は、この疑問を解明するヒントになるのが「椎間板内圧(ついかんばんないあつ)」という考え方です。
今回は、腰への負担を研究で調べた有名なデータをもとに、腰痛と姿勢の関係について分かりやすくお話しします。
目次
椎間板内圧とは?
背骨と背骨の間には、「椎間板(ついかんばん)」というクッションがあります。
この椎間板は、歩く・走る・物を持つなど、日常生活で腰にかかる衝撃を和らげる大切な役割を担っています。
そして、その椎間板にどれくらいの力が加わっているのかを表したものが≪椎間板内圧≫です。
つまり、
「椎間板内圧が高いほど、腰への負担も大きくなる」と考えられています。
有名な研究が教えてくれたこと
1970年代、整形外科医のアルフ・ナッケムソン(Alf Nachemson)は、椎間板に直接圧力計を入れて、姿勢によって腰への負担がどのように変化するかを測定しました。
この研究は現在でも、腰への負担を考えるうえで非常に有名な研究です。
僕も講演会では、よくこの研究を例に出します。
結果は次のようなものでした。

・仰向けに寝る:約25%
・横向きに寝る:約75%
・まっすぐ立つ:100%(基準)
・椅子に座る:約140%
・前かがみで座る:約185%
・前かがみで重い物を持つ:約220%以上
つまり、
「立っているより、座っている方が腰への負担は大きい」
ということが分かったのです。
なぜ座ると腰に負担がかかるの?
座ると骨盤が後ろへ倒れやすくなります。
簡単に言うと、腰が丸くなること。
すると、
・腰の自然なカーブ(腰椎前弯)が少なくなる
・椎間板の前側が押される
・背中や腰の筋肉が緊張する
という状態になり、腰への負担が増えやすくなります。
さらに、パソコンやスマートフォンを見るために前かがみになると、その負担はさらに大きくなります。
でも、「座る=悪い」ではありません
ここで誤解してほしくないことがあります。
この研究を見て、
「座るのは悪いことなんだ!」
と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、実際はそうではありません。
最新の研究では、一番良い姿勢とは、
「ずっと同じ姿勢を続けないこと」
と考えられています。
どんなに良い姿勢でも、30分、1時間、2時間と動かずにいれば、筋肉や関節には負担がかかります。
反対に、少し姿勢を変えたり、立ち上がって歩いたりするだけでも、身体への負担は減らすことができます。
僕がよくお伝えすること
僕は施術中によく、
「良い姿勢を頑張るより、こまめに動きましょう。」
というお話ししています。
姿勢を無理に意識し続けるよりも、
・30〜60分に一度立ち上がる
・肩や背中を軽く動かす
・深呼吸をする
・股関節から身体を動かす
こうした小さな習慣の方が、腰には優しいことが多いのです。
でも仕事に集中していると意外とできないんですよね(笑)
腰を守るために今日からできる3つのこと
①長時間同じ姿勢を続けない
30〜60分に一度は立ち上がって身体を動かしましょう。
②前かがみになるときは腰だけで曲げない
股関節から身体を折りたたむように動くことで、腰への負担を減らすことができます。
③仙骨で座らない
座り方には種類があり、腰が丸くなりやすい仙骨座りをしないことです。
坐骨結節と言われる、お尻の骨で座ることを心掛けましょう!
最後に
腰痛は、「姿勢が悪いから起こる」と一言では説明できません。
しかし、身体への負担を知り、少しだけ動き方を工夫することで、腰への負担を減らせる可能性があります。
サンライフ整体&トレーニングでは、痛みのある場所だけを見るのではなく、
「なぜ、その姿勢になってしまったのか。」
「なぜ、その動き方になってしまったのか。」
という原因を一緒に考えながら、お一人おひとりに合った身体の使い方をご提案しています。
「長時間座ると腰がつらい。」
「姿勢が気になる。」
「何を気をつけたらいいのか分からない。」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
あなたの身体に合った方法を、一緒に見つけていきましょう。




