こんにちは!
サンライフ 整体&トレーニング代表の藤野真人です。
歩き方も指導していますが、高齢者の場合「歩いている時にバランスが崩れやすく、ふらついてしまうので歩くのが怖い」という方も中にはいらっしゃいます。
その怖さ故に、だんだんと歩くことから遠ざかり、余計にふらつきが増してしまうこともしばしば見受けられます。
このようにならない為に、そもそもなぜ歩くとふらつくのか?原因をちょっと違った視点から探っていこうと思います。
接地時間の長さ
まず考えられるのが、足(の裏)が地面と接地している時間の長さです。
高齢者でバランスが崩れるような歩き方をしている場合、バランスを取ろうとするあまり、地面との接地時間が長くなってしまいます。
「時間が長くなるといいのでは?」
と思うかもしれませんが、逆です。
片足を前に出している状態で、バランスを取るのって高齢者でなくても結構難しいんですよね。
なので通常、歩行時は、前に出した足の次にはすぐ、後ろの足が前に出てきます。
これを素早く繰り返すことで歩けていますよね。
ですが、バランスが悪くふらついてしまう方の場合、この1歩1歩の(接地)時間が長くなり、バランスを取るのに必死になるという悪循環が起きてしまいます。
歩くというよりも、綱渡りしている状態で歩いていると想像しやすいでしょうか。
接地時間を短くする
ふらつきを減らし、バランス良く歩くためには、この接地時間を今よりも短くしないといけません。
そのためにどうすればいいのか?ということですが、答えは簡単です。
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腕を大きく振ること
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たったこれだけです。
バランスが悪い方は、足元ばかり見ており、怖さから足をゆっくりと前に出し体重を掛けるように歩きます。
上半身に意識は全くありません。
ですが逆に、足は意識せず、腕に意識を持っていき、腕を大きく振ることに集中することでバランスは安定していきます。
安定する要因としては、人間の構造上、腕を大きく振ると、足は勝手に前に出ようとします。
それに腕を先行的に振っているので、足もそのペースで前に前に出ていきます。
つまり腕を振ることで、
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① 足が前に出やすくなる
② 地面の接地時間が短くなる
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というメリットが生まれます。
こうなればバランスを取る時間も減るので、自然とふらつきも減っていきます。
ただし、筋力が著しく低下している方や、関節に支障がある方などは、腕を振る前にまずはそこから改善していくべきですよ。
全ては順番です。
まとめ
バランスが悪く、ふらつきながら歩いてしまう方は、まず腕を大きく振りながら歩いてみましょう!!
最初のステップはそこからですよ。
足が勝手に早く出ることが怖いかもしれませんが、徐々に慣らしていき、筋力もつけ、スタスタと歩ける体を目指し地道に頑張っていきましょうね。
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